声明・論評

「改憲手続き法」案の衆議院における与党単独採決に抗議し、参議院段階で廃案を要求して全力でたたかいます

自民党・公明党は昨日の衆院憲法調査特別委員会での強行採決につづいて、本日、衆院本会議で採決を強行し、参議院に送付しました。

最高法規としての憲法に関わる重要法案であり、審議すればするほど問題が露呈した同法案を、わずかな審議時間で審議うち切りにした与党の責任は重大です。これは決して与党の強さの表れではありません。いま法案の慎重審議をもとめ、9条改憲に反対する世論は多数です。当初、改憲派が画策していた自公民3党共同提案の構想は崩壊しました。

私たちは昨日の「STOP!改憲手続き法案、4・12大集会」に5000人もの人びとが結集して、与党の暴挙に抗議し、闘いの決意を固めあったことに代表されるような広範な共同行動を基礎に、参議院段階での廃案をめざして全力で闘いぬく決意でいます。あわせて米国と共に戦争のできる国づくりをめざす安倍内閣の企てを阻止するために、平和憲法を破壊するすべての動きと対決して闘います。

全国から参議院議員へのFAXなどでの要請を強めましょう。全国各地で集会や街頭宣伝などを強めましょう。ともに力を合わせ、共同行動を強め、改憲手続き法案反対、9条改憲反対の行動を、力を振り絞って巻き起こし、安倍内閣と与党を追いつめましょう。

参議院段階での行動は時機をみて随時提起します。
当面、4月17日のヒューマンチェーンや5・3憲法集会&1万人パレードの成功を勝ち取りましょう。

2007年4月13日
許すな!憲法改悪・市民連絡会

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