声明・論評

アピール「11・3憲法公布記念日」を安倍改憲に反対する全国的な統一行動としてたたかおう!

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全国の友人のみなさん

来る11月3日は74回目の日本国憲法の公布記念日にあたります。

憲法第9条をはじめ、日本国憲法は平和・人権・民主主義などの諸原則において、この時代の最も優れた憲法のひとつとして動乱の世界に輝いてきました。憲法制定以来、改憲勢力はこの憲法を敵視し、とりわけ第9条を変えて戦争のできる国にするために、さまざまな改憲策動を続けてきました。私たちはこの平和憲法の理念が日本社会に生かされ、根付くことをねがい、憲法改悪に反対して闘ってきました。戦後この方、とりわけ9条改憲をめぐる長期のし烈な闘いがありました。

改憲を自己の最大の政治目標とする安倍政権は、いまこの憲法を変えようと、必死の攻勢をかけてきております。先の参議院選挙で改憲発議可能な議席である3分の2を割った安倍政権は2021年までの自らの任期中に明文改憲を実現しようと、野党を含む改憲勢力の再編の企てに力を入れながら、次期総選挙で改憲派の勝利を狙っています。そのために、当面する臨時国会では憲法審査会の「再始動」と自民党改憲案の「提示」を企てています。

改憲をめぐる自民党など改憲勢力と、立憲野党・市民の闘いは緊迫しております。安倍政権は改憲を狙うことと合わせて、戦後最大の額の軍事予算を要求する一方、日韓関係を戦後最悪の関係にまで悪化させ、朝鮮半島に緊張をつくり出し、あるいは米国のホルムズ海峡における有志連合結成の動きに加担し、沖縄では辺野古の米軍基地建設を強行しています。そしてこれらの政治の動きは増税と生活の破壊、格差貧困の拡大を伴っており、人々は日々の生活に苦しんでいます。

私たちは秋以降の一連の闘いにおいて、必ず安倍政権による改憲の画策を打ち破り、改憲発議を阻止しなければなりません。

「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」は、こうしたたたかいの結節点として、きたる11月3日、全国各地で改憲に反対する市民が一斉に行動を起こすことを訴えます。東京では首都圏のみなさんに呼びかけて国会正門前で集会を開催したいと思います。いまこそ全国津々浦々で同時に、共同して、集会や、街頭宣伝、署名活動など、創意工夫した運動を巻き起こしましょう。この力で安倍改憲を必ず阻止しましょう。

2019年9月6日

戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会

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