わたしたちは1月6日、さまざまな課題にとりくんでいる主なネットワークを中心に、「平和といのちと人権を!5・3憲法集会~戦争・原発・貧困・差別を許さない~」実行委員会を発足させました。
これまで東京では、5月3日の憲法集会は、超党派の市民団体や労組が参加する「5・3憲法集会実行委員会」が開催する集会と、平和フォーラムが主催する集会の二つが別個に行われてきました。しかし、安倍政権の憲法無視・破壊の暴走がつづき、さらに加速しそうな情勢に立ち向かうため、大きな共同で「5・3憲法集会」を開催すること、そこに平和やいのちや人権の問題で発言し行動する人びとや団体の結集を実現することで意見が一致し、新たな「5・3憲法集会実行委員会」の結成に至りました。
安倍内閣はいま、集団的自衛権の行使容認による「海外で戦争する国」へと大転換を図り、戦争法制づくりと日米防衛ガイドラインの改定、秘密保護法の施行、武器輸出と兵器産業強化などを進めています。あまつさえ「イスラム国」の人質殺害を奇貨として、「救出」に自衛隊を派兵するとまで言い出しています。また、福島原発の事故収拾も被災者への十分な支援もしないまま、原発の再稼働と海外輸出を急いでいます。大企業と富裕層を優遇し、消費税の増税や社会保障の切り捨て、非正規・派遣労働者の拡大、TPP問題など、庶民や労働者に過重な負担と犠牲を強いるアベノミクスによって、貧困と格差がさらに拡大しています。沖縄・辺野古新基地建設に明確に反対の意思を示した沖縄県民の民意を無視し、強権的に建設を進め、露骨な差別・いじめ策も弄しています。また、教育・教科書の国家統制を強め、ヘイトスピーチを放置し、侵略戦争と加害の歴史認識の捏造・隠ぺいを図っています。これらはいずれも、平和といのち、人権を保障する憲法の精神と原則をふみにじるものです。
この暴走にストップをかけるために、広範な世論とそれを支える人びとの声と行動を強く大きくしなければなりません。実際、9条改憲や集団的自衛権行使、原発再稼働、消費税増税、TPP、辺野古新基地建設やオスプレイの配備などには、世論の多くが力を合わせて反対しつづけています。
わたしたちは、これらの声を行動として結集し示すため、今年の5・3憲法集会を「平和といのちと人権を!5・3憲法集会~戦争・原発・貧困・差別を許さない~」[5月3日(日)13:00~15:30/横浜みなとみらい・臨港パーク(予定)]として取り組みます。万単位の参加者をめざし、4月には全国紙に全面広告を出すことも企画しています。この大きな共同による新たな「5・3憲法集会」の成功には、みなさまのご賛同とご協力が不可欠です。
以上の趣旨をご理解のうえ、下記の項目についてご協力をいただければ幸いです。
記
2015年2月
「平和といのちと人権を!5・3憲法集会~戦争・原発・貧困・差別を許さない~」実行委員会
連絡先:〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-21-6-301
電話:03-3261-9007(憲法会議)
03-3221-4668(市民連絡会)
03-5289-8222(平和フォーラム)
郵便振替口座:00160-7-586990
加入者名:5・3憲法集会