声明・論評

「5・3憲法集会&銀座パレード 2013」ご参加、ご賛同のお願い
~生かそう憲法 輝け9条 あらゆる憲法改悪を許さず、今こそ平和といのちを尊重する社会へ~

昨年末の総選挙で、第9条をはじめとする日本国憲法の改悪をめざす安倍政権が誕生しました。今年は、私たち市民団体が2001年から共同して始めた「5・3憲法集会」の歴史の中でも、まれにみる重大な情勢になりました。

安倍首相は昨年の総選挙に続くこの夏の参議院議員選挙で、改憲発議に必要な3分の2以上の議席を獲得しようとしています。

従来自民党さえ憲法違反と認めてきた集団的自衛権行使を憲法9条の下でもできるように、「国家安全保障基本法」制定を提言させようと「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」を再開しました。また、自衛隊法の改定で海外邦人の救出に自衛隊が出動できるようにすることや、導入準備中のF35の部品に関する武器輸出3原則の緩和、海賊対策として日本の船舶に武装外国人を雇い入れることを可能にする法制なども企てています。さらに、尖閣諸島をめぐる緊張に乗じて、南西諸島への自衛隊配備の強化や、中国脅威論にもとづく偏向したナショナリズムの宣伝と世論作り、防衛費の増大、防衛計画の大綱の見直しなどをすすめています。

安倍自民党の狙いは、これらを手始めに憲法96条を改定し、さらに天皇元首制の下で第9条を変えて国防軍を保有するという、自民党憲法改正草案(2012年4月発表)にそった改憲を実現しようとしています。

憲法を生かし、実現することを願う私たちは、このような流れに対して、今こそ大きな「ノー」の声を上げなくてはならないと思います。たしかに改憲派は昨年の総選挙で3分の2以上の議席を獲得しました。しかし、世論調査が示すように、憲法9条を変えてはならないという声は国民の多数であり、民意です。私たちは戦争と改憲の動きに反対し、思いを同じくする人びとが思想や政治的立場の違いを超えて、全国各地で、広範に結集して共同すれば「任期中の改憲」を呼号した7年前の安倍政権の野望をくじいたように、憲法改悪の流れを食い止めることは可能だと考えます。

私たちは、同封したチラシのような次第で、「生かそう憲法 輝け9条 あらゆる憲法改悪を許さず、今こそ平和といのちを尊重する社会へ 5・3憲法集会&銀座パレード 2013」を企画しました。

この大変重要な時期に開催される「5・3憲法集会」の成功のために、皆さまのご参加とご賛同を呼びかけ、集会成功のための資金カンパのご協力をお願いする次第です。ご賛同の返信用ハガキと、カンパのゆうちょ銀行振替用紙を同封しましたので、ご協力をなにとぞよろしくお願いします。

なお、ご賛同いただいた方のお名前は、集会当日に配布するプログラムに掲載するなどの方法で、公表させていただきます。

2013年2月
5・3憲法集会2013実行委員会
【事務局団体】
憲法改悪阻止各界連絡会議、「憲法」を愛する女性ネット、憲法を生かす会、
市民憲法調査会、女性の憲法年連絡会、平和憲法21世紀の会、
平和を実現するキリスト者ネット、許すな!憲法改悪・市民連絡会

連絡先 〒101-0061東京都千代田区三崎町2-21-6 管波ビル301
tel:03-3221-4668 fax03-3221-2558
ゆうちょ銀行振替口座 00120-2-163660 5・3実行委員会

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