私と憲法35号(2004年3月20日発行)


マルチン・ニーメラ牧師の告白と茶色の朝

あまりにもよく知られた話を出して恐縮だが書いておきたい。それは「なぜナチスを阻止できなかったのか~マルチン・ニーメラ牧師の告白」というもので、かつて丸山真男が 『現代政治の思想と行動』(未来社)で紹介したものだ。

「ナチスが共産主義者を攻撃したとき、自分はすこし不安であったが、とにかく自分は共産主義者でなかった。だからなにも行動にでなかった。次にナチスは社会主義者を攻撃した。自分はさらに不安を感じたが、社会主義者でなかったから何も行動にでなかった。それからナチスは学校、新聞、ユダヤ人等をどんどん攻撃し、自分はそのたびにいつも不安をましたが、それでもなお行動にでることはなかった。それからナチスは教会を攻撃した。自分は牧師であった。だからたって行動にでたが、そのときはすでにおそかった」と。

私は最近、機会あるごとにひとつの小さな本を紹介している。フランスの臨床心理学者フランク・パブロフの書いた「茶色の朝」という本だ(日本では大月書店からヴィンセント・ギャロの美しい挿絵と、高橋哲哉・東大教授の解説付きで千円で発売している)。茶色党が次第に社会でのさばりはじめ、すこしずつ世の中を茶色に染めていく。主人公は疑問を感じながらも、いろいろいそがしいし、流れに逆らわないほうが面倒でなく、茶色に守られた安心も悪くないかなと思ってしまう。そしてじわりじわりと迫る茶色の世界。ある朝早く、主人公の家のドアがたたかれるそういう本だ。

2月27日早朝、立川警察署は「立川自衛隊監視テント村」のメンバーの自宅などを家宅捜査し、3名の人びとを逮捕した。1月17日に「イラク派兵反対を呼びかける」チラシを、自衛官も住んでいる官舎に配ったことが「住居侵入」になるというのだ。3人は現在、起訴され、いまだ拘留されている。

各界から抗議の声が上がっているが、私たちも加わっている「WORLD PEACE NOW」もこの件で抗議声明をだし、以下のように指摘した。

「チラシの配布が違法行為とされ、逮捕されるのなら、さらに集会やピースウォーク、あるいは駅頭や街頭でのアピールなど、屋内・屋外での表現活動の制限へとエスカレートしていく危険を感じないではいられません。戦争が準備されるときに、真っ先に犠牲になるのは“真実”だ、と指摘した人がいました。私たちは今後も当然の権利である表現の自由の権利を行使し、さまざまな方法で反戦の意思を表現し続けます。日本が軍隊を海外へ派兵し、戦争に協力・参加していくことに反対する声をさまざまな機会にあげ続けます」と。

これだけではない。先日は公務員の共産党員が休日に党のビラを配布したかどで逮捕された。いまの国会では「国民保護」という欺瞞的な看板を掲げた有事関連7法案が審議されようとしている。学校現場では、日の丸・君が代が強制されたり、対テロ警戒だとして公共施設や、交通機関、街の中での監視体制が強化されている。たとえばいま、国会議事堂や首相官邸周辺での市民の意思表明の場所は急速に狭められている。このように市民の権利や自由、プライバシーが侵害されている事実は枚挙にいとまがない。今回の週刊文春の出版差し止め問題も、これがひどいことを書く雑誌であることから「ざまぁ見ろ」と言っているだけでよいだろうか。オウム真理教への弾圧も、「あれは特別だから仕方がないな」と言っていていいのだろうか。いたずらにファシズムの到来の危険を言い立てるつもりはない。しかし、はたしてこの状況は「茶色の朝」が迫っていることでないと誰が断言できるだろうか。(事務局・高田健)

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広島公聴会報告
打ちかえそう!改憲論

第九条の会ヒロシマ 藤井純

3月15日、衆議院憲法調査会の地方公聴会が広島で開かれました。「国民の意見を聞いた」として広島公聴会を最後にされたくはない!と、3・20イラク戦争1周年の大集会の準備で超多忙の中、無謀にもプレ集会と報告集会の両方を企画しました。

そもそも私たちは憲法調査会の設置から反対。設置されても憲法調査会の仕事は、憲法の理念を実現しているかどうか調査をするべきだと言ってきました。しかし改憲のための委員会のごとく進み、とりわけ今回の公述人の選び方は理不尽でした。意見陳述に応募した人は45人。その内、改憲派はたった5人しかいなかったのに3人も採用され、40人の改悪反対の中から3人しか選ばれていません。憲法調査会事務局に電話して選定基準、応募した文章の公開を要請しましたがガードはかたく、不透明なままです。

さて、プレ集会は14日、池田香代子さんをお招きしての講演会で女性の参加も多く、200人の会場は熱気でいっぱいでした。池田香代子さんは、「押し付け憲法だ」「現実に合わない」「理想すぎる」という改憲論をキッチリと反論。スカッと打ち返して下さいました。敗戦後、人々は、平和主義、人権・主権の憲法を喜んで迎えたことは勿論、GHQの憲法草案も実は日本の民間憲法研究会の作ったものが土台となって憲法ができた。つまり草案の草案は日本の市民が作り、その頃既に民主主義も芽生えていたと言われたのです。参加者も「やさしいことばで、わかりやすかった」「こんなお話なら若い人にも広がる」「言葉のセンスが光ってた」と反響は大きく、主催者としては嬉しいかぎりでした。

15日当日は、朝からホテル近くの中心街で街宣をしました。東京、大阪、北九州の人たちの応援に感謝。そして13時からの公聴会は全日空ホテルのたぶん一番大きなキンキラのお部屋で、選ばれた6人が陳述をし、中山太郎座長および派遣委員各党1人、計6人の質疑はいつもの通り、行われました。

意見陳述をされた高橋昭博さんの「九条があったればこそ立ち直れた」という発言からは被爆者の「平和主義を守らねば」という使命感が伝わり、誰も反論できないような迫力がありました。私も九条と核廃絶がこの時ほどピッタリ一致したことはありません。20代の二人も改憲反対の立場で若さ全開で頑張って発言しました。これまで若者は改憲派に使われていた感があったのですが、今回では、日本の将来に明るさが見えたような気がしました。それに対して他の3人といえば、道州制、愛国心や伝統、新しい人権の不備をあげるばかり。人権は今の憲法で充分、説得力は全くありません。しかも一人は医師でありながら「核爆発があっても今の医療で解決できる」など聞いている方が恥ずかしくなるほどでした。これまで通り最後に傍聴者から意見を聞きましたが、人数は3人に制限されました。一人はサクラのような改憲派。二人は改憲反対の立場の立派な発言で、傍聴者から大きな拍手がわきました。傍聴者もやはり憲法改悪反対の人が圧倒的でした。

それでも「国民の声は聞いた」ことにして着々と改憲を進めていくことは確かです。私たちも問題点を明らかにしようと公聴会後、記者会見、報告集会と続けました。共産党の派遣委員山口富男さんと社民党の土井たか子委員が特別報告、憲法改悪反対の意見を述べて下さった被爆者の高橋さんと二人の若者が感想を含め発言しました。一番若い平田さんは「緊張したけれど楽しめたし、反対の意見を聞くのも勉強になった」佐藤さんも「平和オタクでなく、人権や経済の視点から言えてよかった」なと報告や感想を披露。二人ともなかなかの大物かも? 憲法調査会市民監視センターの高田さんは、憲法調査会や公聴会の問題点を鋭く突き、今の国会内外の厳しい状況を伝えて下さいました。改憲のハードルを下げる国民投票法案、自民党の改憲草案…参加者の張り詰めた空気、今後の厳しさ知っているからでしょう。

その後、集会アピールを採択し、最後に前衆議院議員で憲法調査会委員だった金子哲夫さんに、呼びかけ人会を代表して、今後の私たちの決意として締め括って頂きました。 

2001年秋、地方公聴会に備えて立場を超えて「憲法調査会ひろしま見張番」を立ち上げました。今回、公聴会に対して、もう少し枠を広げた実行委員会ができました。今後こんな集まりがもっと必要になってきます。そういう意味でも、この取り組みができたことを皆様に感謝しています。軍都廣島を繰り返したくはないから、加害者にはなりたくないから。自衛隊にイラク派兵をさせるような「憲法を破壊する」政府を許さず、「 STOP!憲法改悪」に力を注いでいこうと思っています。池田香代子さんも言われたように「私たちは微力だが、無力ではない!」 その言葉を信じて。

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WORLD PEACE NOW3.20in日比谷に雨の中3万人が参加

「終わらせようイラク占領!撤退させよう自衛隊!」、3月20日、米英軍のイラク攻撃開始から1年目のこの日、WORLD PEACE NOW3.20の会場となった日比谷野外大音楽堂をはじめとする日比谷公園一帯には約3万人の人びとが、季節はずれの冷たい雨がふる中、それぞれに反戦平和の熱い思いを胸にしてあつまった。

野外大音楽堂では12時45分からプレイベントが始まった。また音楽堂の外では各所で自主的なミニ集会や演奏などさまざまなパフォーマンスが行われた。ほぼ同時刻から陸海空港湾労働組合20団体を中心にしたイベントが日比谷公園小音楽堂とその周辺で開かれた。大音楽堂周辺の市民たちは午後1時半すぎから銀座に向けたパレードを開始、この行進は5時過ぎまで続いた。一方、小音楽堂周辺の人びとは六本木方面にむかってデモをした。午前11時から芝公園で始められた全労連系の人びとの集会参加者の半分は日比谷公園に向かってデモをおこない、合流した。パレードの出発開始後からも、日比谷公園に参加してくる人びとは続々と続いた。WORLD PEACE NOWは緩やかな共同行動の実現を表現するものとして、各会場で連帯挨拶を行い、全国各地の集会にメッセージを送った。

野外大音楽堂のプレイベントでは、はじめに山梨県と福島県からバスで参加したグループが登壇した。続いて先頃、東京・立川市で起こった「自衛隊官舎ビラ配り」への不当逮捕・起訴の弾圧と闘っている「立川テント村」からの報告があった。プレコンサートの後の主催者挨拶は実行委員会を代表して星野ゆかさんが行い、「憲法第9条を掲げ、自衛隊のイラクからの撤退を目指して、平和のための活動を続けよう」と訴えた。

喜納昌吉さんの熱のこもったライブの後、とんぼ返りで沖縄の3・20集会に参加する喜納さんが集会の名で沖縄の集会へのメッセージが手渡された。スピーチは日本国際ボランティアセンターの熊岡路矢代表理事、米国・声を上げる軍人家族の会のロバート・スミスさん、日本弁護士連合会有事法制対策本部事務局次長の藤原真由美さんがおこなった。参加者は雨の中、立ち通しでそれぞれの発言に拍手を送った。最後に、参加者全体の意志で「日本政府への申入書」を採択した。

この日、日本では全国150カ所以上の地域で集会が開かれ、世界では51カ国以上の国々で同日行動が展開された。 (高田健)

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日本政府への申し入れ書

内閣総理大臣 小泉純一郎 様

私たちはイラクの占領を終わらせることと自衛隊の撤退を求めます

1年前の3月20日に米英両国などが開始したイラクへの新たな軍事攻撃は、多くの人命を奪い、命と暮らしに不可欠のインフラを破壊し、不発弾や放射能兵器による汚染など莫大な戦争の負の遺産を残しました。イラクの現状は、武力では平和をもたらすことができないことを証明しています。戦争や経済制裁によってイラクを破壊した米英など「同盟国」は、人びとが安心して暮らせる社会を一刻も早くイラクに戻す責任を負っています。

今後イラクの人びとが公正な社会を築いていくためには、失業率の軽減、教育・医療などのサービスを立て直すための行政の復興が不可欠です。また、貧富の格差を生まないような、経済システムの確立が望まれます。

しかし、現在米国・英国などの占領下にあるイラクでは、占領国の企業などが多くの「復興事業」を受注しており、このような不透明な復興援助の構造が、イラクの人びと自身による社会作りや彼らの雇用確保を妨げています。

いま日本政府はイラクに自衛隊を派遣しつつあります。軍隊組織である自衛隊が混乱の続く現地に赴くことで、イラクの人々を殺傷する危険性が生じ、また武装組織の攻撃の対象となる可能性が高まり、かえって治安の悪化をもたらしかねません。「戦闘地域」と言える現在のイラクに自衛隊を送ることは、イラク特措法の違反ですらあります。また、今回の派遣では米軍など占領軍への協力も任務とされていますが、このように軍事的な活動が「人道・復興支援」の名目で行われることは、今イラクに緊急に必要な人道・復興活動の中立性を脅かします。

日本政府は、武装した自衛隊員の派遣や米軍等の同盟軍への協力に税金を使うのではなく、イラクの人びとが安定した生活を再び営むことができるよう、国際社会やNGOなどによる人道・復興活動の継続と占領軍の早期撤退、そしてイラクの人びとによる民主的な自治が築かれるよう占領当事者である米国政府や「同盟国」に要求すべきです。

同時に私たちは、自衛隊のイラクからの一刻も早い撤退を求めます。

2004年3月20日
WORLD PEACE NOW 3.20 世界一斉行動参加者一同

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WORLD PEACE NOW3・20から
全世界各地・全国各地の3・20共同行動に立ち上がった皆さんへの連帯メッセージ

今日、3月20日は、米英のイラク攻撃から1年目にあたります。世界中で、そして日本でも全国各地で、市民が国籍も人種も性別も年齢も超えて、「終わらせようイラク占領」と声を上げて行動を起こしています。日本では、小泉内閣はイラク占領に加担して自衛隊を戦地に派兵してしまいました。私たちは自衛隊員がイラクの人びとを殺し傷つけることを許しません。自衛隊員が殺され傷つくこともあってはなりません。イラクに平和を築き、イラク人自身による復興と建設を実現するのは、軍隊と武力によるのではなく、イラク市民と世界の市民の協力によるしかありません。

私たちはイラク占領と自衛隊の派兵に強く反対し、全国から東京・日比谷公園に集まります。世界各地、全国各地で、皆さんが同じ思いで「3・20」の行動を起こされていることに私たちは励まされ、心からの連帯を感じています。

横暴な超大国や恥知らずの政府指導者たちに人類の平和、かけがえのない自然、私たちの運命を委ねることはできません。さらに行動をすすめ、ひろげて、世界の市民の力で平和な地球を創りましょう!

もう戦争はいらない!イラク占領を終わらせましょう!自衛隊を撤退させましょう!
2004年3月20日東京・日比野外音楽堂
WORLD PEACE NOW3・20大集会参加者一同

私達は、反戦平和実現のために沖縄から、日本、そして世界の民衆と共に連帯して闘うことの重要性を強く認識しています。私達は、『在日米軍基地の75%を占める沖縄』、『米海兵隊が直接イラクに送られた沖縄』での闘いが、非常に重要な意味を持つと認識しています。

それは、今や在沖米軍は小泉政権のバックアップの下、際限ない軍事作戦を世界中に展開し、戦争の脅威をかもし出しているからであります。

私達は、1年前アメリカの横暴な侵略攻撃を止める事ができなかった痛苦の思いを持ちながら、今日の沖縄での集会を準備してきました。

この集会を是非とも成功させ、イラクからの自衛隊の撤退と平和へ向けての一助になればと思っています。

スペインの民衆は自国軍隊の撤退に、大きな前進を果たしました。

日本の私達にもできるはずです。

沖縄から強い連帯を込めて、皆様の本集会の大成功と、今日ここに参加した1人1人が、戦争を止める大きな力に成長することを願っています。

このメッセージを、私達の友人であり、呼びかけ人である喜納昌吉さんに託します。

2004年3月20日
世界と連帯し沖縄から平和を発信する実行委員会一同

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日本の市民社会と、スペインおよびその自治州における市民社会の共同声明

まず、イラク戦争一周年を期して世界共同行動の日となった本日3月20日、私たちは2004年3月11日、マドリードにおいて許し難いテロ事件の犠牲となった方々、そしてその犠牲者家族の方々に、心よりお悔やみを申し上げます。

この同時多発テロとイラクにおけるスペイン政府の外交政策との関係は明白です。私たちは、米国主導の対テロ戦争がつくりだした、拡大する暴力の連鎖によって犠牲となった人々が、世界中に、そしてイラクにもいることを忘れてはなりません。

スペイン政府はイラクの戦争を強く支持してきました。これは国民の大多数の意見に反するだけでなく、マドリードの列車テロ事件で証明されたように、全国 民を危険にさらす結果となったのです。新政府はイラク領土からスペイン軍を撤退させるという政策転換を発表しました。しかし一方で日本政府は、引き続き自 衛隊の派兵を主張しているのみならず、日本の平和憲法に違反し、この戦争への支持を強化しています。

私たち日本とスペイン、そしてその自治州の市民は、この戦争を支持する日本政府の姿勢を強く非難するとともに、スペイン政府によるスペイン軍撤退の決定 を支持します。また、私たちは各国政府首脳および世界の市民社会の人々に、イラクで外国軍が行っている暴力行為、政情の不安定化、恐怖を生み出す占領政策 の即時転換を強く訴えます。このような政策に費やされてきた資金や労力は、貧困の撲滅、また人間生活や環境の保護のためにこそ使われるべきものです。

以上のような共通の思いを胸に、私たちは共同して次のことを要求します。

  1. 米国、英国、日本を含む、イラク占領軍を構成する各国政府はスペイン政府の例に従い、イラクの領土から軍隊の撤退を宣言すること。
  2. イラクの再建は、イラクの人々の手によって、自らの利益のために、イラクの人々が定める優先順位に従って、国連および各国政府やNGOの協力によって行われること。
  3. 情報の透明性、および人権尊重の原則(人間の尊厳、プライバシーの権利の尊重を含む)は 「テロとの戦い」に関わる全ての政策において主要な基本理念とされること。
  4. 憲法九条の価値を普遍的価値とすべく、日本政府は憲法九条の理念のもと外交政策を実行すること。いかなる国家も国際紛争を解決する手段として暴力や軍隊を使用する権利を有しない。

私たちは平和的に武力紛争とテロリズムが予防できると信じています。そして、不幸にして、紛争が起こったとしても、それを解決する平和的手段が常にあることを信じています。

呼びかけ団体、個人(順不同)
フンダシオー・ペラ・パウ(バルセロナ、スペイン)/インターナショナル・ピース・ビューロー・バルセロナ(バルセロナ、スペイン)/北九州かわら版/ ピースアクション浜松/カトリック・イエズス会社会司牧センター/仏教徒非戦の会・福岡/とよなか地球市民教育セミナー実行委員会/特定非営利活動法人広 河隆一非核・平和写真展開催を支援する会/有事法制に反対し平和を作る流山市民の会/核と戦争を許さない流山市民の会/全日本鉄道労働組合総連合会(JR 総連)/LOVELINK/「平和がええねん!! 地球市民まつり 実行委員会」(神戸)/平和都市をつくる会・藤沢/有事法制に反対する神奈川市民キャ ラバン/杉並憲法集会連絡会/DEMINING FOR THE CHILDREN(子どもたちのための地雷除去)/浄土真宗本願寺派 真宗遺族会/浄土真宗本願寺派 真宗遺族会・島根反靖国連帯会議/東西本願寺非戦平 和共同行動/平和の白いリボン行動・藤沢/憲法を生かす板橋の会/市民の意見30の会・東京/神奈川平和工房/協同センター・労働情報/かながわ平和憲法 を守る会/Body And Soul/許すな!憲法改悪・市民連絡会/茅ヶ崎平和の白いリボンの会/カンボジア地雷撤去キャンペーン/日本カトリック正義と平和協議会/「戦争と女性 への暴力」日本ネットワークVAWW-NET ジャパン)/アジア太平洋平和フォーラム(APPF)/日本国際法律家協会/ふぇみん 婦人民主クラブ/ATTAC Japan/ユーゴネット/ヤブカ募金/日本中国友好協会福井支部/ゆきのした文化協会/CHANCE!pono2/ピースアクション21/アジア平和連 合ージャパン/PBLS/田中優/川田龍平/北野 弘正/村田 久/吉新 隆/桑原麻衣子/藤井悦子/大西 誠/岡本光彰/鵜飼哲/藤木邦顕/菅原龍憲/小鷲順造/岩井春樹/大杉光子/半田 隆/木邨健三/石川治子/大倉一美/松田佳子/青柳行信/松田一樹/おいかわゆきこ/稲垣仁史/ピースボート

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◆署名第一次提出は42,318筆◆

3月3日午後、2004年5・3憲法集会実行委員会は衆議院議員面会所で集会を行い、この間進めてきた「憲法改悪に反対し、9条をまもり、平和のために生かす」ことを求める署名の第1次提出行動を行った。

集会は女性の憲法年連絡会の堀江ゆりさんが司会を行い、市民連絡会の高田健が5・3集会実行委員会から以下のような経過報告を行った。

「永田町では野党第一党の民主党も含めて、改憲の風が吹いているが、この国の広範な人びとは第9条の改憲を求めてはいないということをこの署名運動で示したいとおもいます。2004年の憲法記念日の集会はますます重要になっており、今回は従来の日比谷公会堂の規模に倍する広さの日比谷野外音楽堂で開催することにしました。この集会では各界の人びとのリレートークやイタリアと韓国からの代表などの発言が予定されています。この署名運動は5・3実行委員会が呼びかけて、5月3日まで行い、集約する予定です。署名の提出は次は4月5日に同じ衆議院議員面会所で行います。ひきつづき積極的に取り組んでいきたい」と報告した。

この日の提出集会ではふぇみん婦人民主クラブや、日本YWCA、憲法を愛する女性ネットなどの代表も発言した。発言者は、今後、いっそう力をいれて署名に取り組んでいく決意を述べた。

今回、衆議院議長宛に提出された署名は42318筆で、社民党の山本喜代宏衆議院議員、共産党の山口富男衆議院議員に手渡された。

なお、4月の3日(土)に実行委員会主催で街頭署名キャンペーンを計画しています。市民連絡会TEL03-3221-4668までお問い合わせください。みなさんの参加、協力をおまちします。

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