私と憲法16号掲載(2002年7月17日発行)


有事法制反対、米軍は戦争をやめろ

米軍によるイラク攻撃が年内か、来年早々にも開始されるという情報がしきりに流されている。

昨年10月8日、「アルカイーダのウサマ・ビンラディンとタリバーンのオマル師を捕まえるまでは絶対に止めない」と宣言して開始された「報復戦争」という名のアメリカのアフガン攻撃はいまだにつづいている。ターゲットとされた2人の行方は依然、不明だ。つい先ごろも、混乱した米軍兵士は一般住民の結婚式の場にミサイルを撃ち込んで大量殺戮を行なった。欧米諸国の後押しで作られたアフガニスタンのカルザイ政権は副大統領がテロで殺されるなど、その政権基盤の不安定さを露呈した。地方軍閥は割拠している。米国軍をはじめとする外国部隊の支援がなければ、カルザイ政権はただちに崩壊する状態だ。すでに米軍はアフガニスタンで引くに引けないという泥沼に入り込んでしまった。

この米軍にたいして、インド洋、北アラビア海に自衛隊の補給艦などを派遣し、燃料やその他の軍需物資の支援を積極的に行なっているのが小泉政権だ。それにとどまらず、先の海上幕僚監部の在日米軍への「要請」会見のように、自衛隊の幹部たちはチャンスがあればインド洋にイージス艦など高度の戦闘能力を持つ艦船を派遣し、情報戦や攻撃・防御作戦に参戦させようとしている。

先ごろ、ブッシュ政権は「大量破壊兵器を開発しているテロ組織や国家」とみなした場合の「先制攻撃の権利」を宣言し、目下、その新国防戦略を策定中だと言われる。これはいわゆる「悪の枢軸」国家、当面はイラクのサダム・フセイン政権への先制攻撃の正当化を念頭に置いている。イラク攻撃はアフガンで泥沼に入った米軍が、その世界戦略の挽回を図り、軍事的・政治的・経済的な戦略的要衝=中東地域における揺るぎない覇権を確立するための軍事作戦だ。

もし米軍によるイラク軍事攻撃が行なわれれば、中東全域に戦火はおよび、アフガン戦争をはるかに超える大量の死傷者がでるにちがいない。そしてアメリカはここでも際限ない戦争の泥沼に入ることになる。小泉政権もまた共犯者として、この泥沼に引きずり込まれるのだ。

国会における有事法制の審議は、報道を見ていると、衆議院特別委員会継続審議とか、国民保護法制以外は凍結とか、さまざまに情報は駆けめぐっている。しかし、油断はできない。これらの与党の苦し紛れの変化球に惑わされず、有事法制反対の運動を堅持し、拡大していかなくてはならない。

有事三法阻止、米軍の戦争と自衛隊の参戦阻止の闘いは、まさに天王山を迎えようとしている。
(事務局・高田健)

このページのトップに戻る


市民110団体による民間航空機への自衛官の戦闘服着用搭乗の中止の要請

2002年7月3日
内閣総理大臣 小泉純一郎様
防衛庁長官  中谷 元様

聞くところによれば、自衛隊が6月30日から7月31日まで、北海道十勝管内の演習場で行う予定の「北方機動特別演習」に関して、参加部隊の一部が迷彩服ないし作業服を着用し、民間航空機に搭乗するとのことです。

おりしも国会では有事関連3法案の審議中であり、それが世論の批判の高まりのなかで廃案か、継続審議かというところに追い込まれている最中です。

こうした民間航空機の軍事利用は、この数年来繰り返され、多くの人びとの不安を引き起こしておりますが、とりわけ現在、提起されている有事法制案と関連して、その実質的先取りを意味するものであり、戦争準備体制の日常化の危惧をいだかざるをえません。

先般露呈した「防衛庁にたいする情報開示請求者のリスト作成、回覧」問題も解決されたとは思えません。私どもはここに政府・防衛庁への市民の不安と不信をますます増大させることになるような、軍事演習における民間航空機を使用した迷彩服での移動を即時中止するよう、110団体の連名をもって要請します。

アジア・フォーラム横浜。アジア連帯講座。あしたばの会。厚木基地を考える会。アンポをつぶせ!ちょうちんデモの会。いのち・人権・平和ネットワーク。うちなんちゅの怒りとともに!三多摩市民の会。沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック。幼きイエス会(沖縄)。「輝け!九条」新護憲市民の会・神奈川。かながわ平和憲法を守る会関西共同行動。共生のまちー狛江をめざす会。キリスト者政治連盟。金曜連続講座運営委員会。草の実会平和・教育研究会。くにたち第九条の会。ぐるうぷ子どもの未来。けっとばせ有事法制!香川の会。憲法改悪をチェックする会。憲法9条の会・関西。憲法9条を広める会・調布。憲法9条を守る非暴力市民の会。「憲法」を愛する女性ネット。憲法を生かす会。憲法を生かす会・京都。憲法を生かす会・神戸。憲法を生かす会・栃木。憲法を生かす会・灘(準備会)。憲法を生かす主権者の会。憲法を考えるつどい。国鉄労働組合新幹線地本名古屋新幹線支部。国連・憲法問題研究会。子どもと教科書21神奈川の会。子どもの人権擁護協会。在宅介護ネットワーク。相模原市民自治を考える会。自治市民’93。市民学習グループあけびの会。市民フォーラム946(くしろ)。自由大好き!市民の会。女性史の会。女性を議会に!みんなと政治をつなぐ会。新ガイドライン戦争法と憲法9条改悪に反対する市民の会。新ガイドライン立法化に反対する市民ネットワーク。STOP!改憲・市民ネットワーク。杉並憲法集会連絡会。駿台文学会。戦争協力を拒否し、有事法制に反対する全国ファックス通信。戦争なんて認めない!市民運動大集会。戦争に協力しない!させない!練馬アクション。戦争への道を許さない女たちの会・札幌。戦争への道を許さない北・板橋・豊島の女たちの会。第9条の会ヒロシマ。第九条の会わかやま。多摩女性学研究会。たんぽぽ舎。テロにも報復戦争にも反対!市民緊急行動。東京大空襲記念「平和のひろば」をつくる会。東京東部労働組合。とめよう戦争への道!!共同行動。都労連交流会。NO!AWACSの会浜松。21世紀市民の会。日韓民衆連帯全国ネットワーク。日本キリスト教協議会平和・核問題委員会。日本キリスト教団北海教区社会問題担当委員会。日本山妙法寺。日本消費者連盟。日本の参戦を許さない!実行委員会(新しい反安保実Ⅵ)。日本の戦後責任を清算するために行動する北海道の会。日本婦人会議須磨支部。日本婦人会議垂水支部8の日行動。日本婦人会議中央支部。日本婦人会議灘支部。日本婦人会議西宮支部。日本婦人会議東灘支部。日本婦人会議兵庫県本部。日本YWCA憲法改悪阻止プロジェクト。ヌチドゥタカラ(命こそ宝)ひろしま。8・15戦争を阻止する母親の平和行進実行委員会。派兵チェック編集委員会。ピース・アクション21。ピースサイクル東京ネットワーク。ピース・さが。ぴ~す・め~る。非核・平和函館市民条例を実現する会。「日の丸・君が代」の法制化と強制に反対する神奈川の会。ひろば狛江編集室。ふえみん婦人民主クラブ。不戦へのネットワーク。米軍基地と日本をどうするローカルNET大分・日出生台。平和憲法・人権を暮らしに活かす会。平和憲法を広める狛江連絡会。平和的生存権を実現する会。へいわとふくしを見つめる会。平和を創る会。平和を実現するキリスト者ネット。平和をつくり出す宗教者ネット。平和をつくる大和市民の会。北海道平和委員会。北海道平和運動フォーラム道南ブロック協議会。「孫の世代の戦争責任って・・・?」実行委員会(MAGO-SEN)。無防備・非核ネットワーク北海道。郵政労働者ユニオン。許すな!憲法改悪・市民連絡会。許すな!憲法改悪・北部市民連絡会。歴史の事実を視つめる会。「歴史は消せない!」みんなの会。労働運動活動者評議会(以上110団体)

このページのトップに戻る
「私と憲法」のトップページに戻る