私と憲法11号掲載(2002年2月27日発行)


許すな!憲法改悪・市民運動全国交流会、広島で大きな成功をおさめる

第九条の会ヒロシマ・藤井純子

2月23~24日「第6回 許すな!憲法改悪・市民運動全国交流会」を許すな!憲法改悪・市民連絡会と第九条の会ヒロシマの共催で広島で行いました。首都圏、西日本を中心に14都府県、20団体、60人の方が立場や課題を超えて参加して下さり、目的のひとつである憲法改悪に立ち向かうネットワーク作りの一端になったのではと、時間をさいて来て下さいました皆さまに感謝しています。

次のように23日は差し迫った有事法制など国会近況報告、各地での様々な頑張りを聞きました。武力や戦争に反対だが、首相公選制や環境権、そして天皇制などの改憲には迷っている人たちへの働きかけの工夫は大切だ。リーフレット作り等参考にし合おうとの声も頂きました。

24日は今年の活動、憲法調査会地方公聴会、とりわけ有事法制に反対する強い姿勢を打出して行こうと確認し、集会決議を出しました。以下報告です。

第1部 23日 16:00~19:00 (司会 佐久間佳子)

(1)岡本三夫さん  あいさつ ~暴力連鎖を断ち切ろう~
土井登美江さん  テロ関連三法と反対する市民の高まり

(2)高田健さん  有事立法とセットで進む改憲に立ち向かうために(提案:24日朝、話合う議題のひとつに)
金子哲夫衆議院議員  戦時法づくりにむかう国会、近況報告

(3)各地からの報告  神戸公聴会(中村伸夫さん)
名古屋公聴会(寺尾光身さん)

ガン攻撃の一翼を担っています。この厳冬に戦火にさらされているアフガン民衆の苦しみはいかばかりでしょう。

ブッシュ米大統領はいまこの無謀な戦争を、さらにフィリピン、ソマリア、イラク、イラン、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)にまで拡大すると公言しています。そして日本の小泉首相はさきの日米首脳会談に見られるとおり、このアメリカの戦争に全面的に協力することを約束しています。

いま、国会に上程されようとしている「有事法制」案と「憲法改正国民投票法」案はその具体化です。

皆さん。
平和がふみにじられています。
憲法がふみにじられています。

2月23日、24日、西日本を中心に、全国14都府県から60名が結集して、第6回許すな!憲法改悪・市民運動全国交流会が広島市で開かれました。

集会は各地の市民運動の経験を学びながら、その前進を確認しました。そして当面する有事法制反対、憲法改悪のための国民投票法案反対の運動と、憲法調査会地方公聴会の開催に対抗し、批判する運動を強めることを確認しました。そして、そのために各地でさらに奮闘することとあわせ、相互の連携を強め、全国ネットワークを強めることを確認しました。

全国の皆さん!
私たちは呼びかけます。
ただちに有事法制反対のさまざまな行動を起こしましょう。憲法改悪反対の声をあげましょう。経過や信条や立場の違いをこえて、大きな共同行動を起こしましょう。戦争に反対し、平和を求めるアジアの人びとと連帯しましょう。
以上、決議します。

2002年2月24日広島にて
第6回許すな!憲法改悪・市民運動全国交流会参加者一同

園田裕子(憲法を生かす会・京都) 村田久(北九州 かわら版) 寺尾光身(名古屋憲法問題懇話会) 中村伸夫(憲法を生かす会・神戸) 小林善樹(第九条の会・関西) 寺尾安子(平和憲法を広める狛江連絡会) 俣野尚子(日本YWCA) 小林新(ピース・アクション21) 矢野和友(反核・憲法フォーラム徳島) 小川良則(憲法を生かす会) 市川えり子(香川「歴史は消せない!」みんなの会) 大石與賜子(ぴーす・さが) 小野久(赤とんぼの会) 脇義重(福岡) 阿部悦子(愛媛県議)  中川健作(米子市議) 佐古琢也(憲法の改悪を許さない広島県民会議) 石口俊一(憲法会議広島事務局長) 利元克巳(日本ジャーナリスト会議) 三宅常彦(不戦兵士の会) 塚本勝彦(ふれあい工房 広島三次) 中尾こずえ(許すな!憲法改悪・北部市民連絡会) 高田健(許すな!憲法改悪・市民連絡会) Yuu(ピースリンク広島) 栗原君子(平和大好き、輝く女性たちの会) 岡本三夫(第九条の会ヒロシマ世話人代表) 藤井純子(第九条の会ヒロシマ事務局) ほか。(順不同)

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