私と憲法10号掲載(2002年2月6日発行)


共同の力で「生かそう憲法、高くかかげよう第9条、2002年『5.3憲法集会』」の成功を

1月31日、「生かそう憲法、高くかかげよう第9条、2002年『5.3憲法集会』」の第1回実行委員会が開かれました。

この日の会議は「許すな!憲法改悪・市民連絡会」「キリスト者平和ネット」「憲法を生かす会」「憲法会議」「市民憲法調査会準備会」「平和憲法21世紀の会」「女性の憲法年連絡会」の7団体の呼びかけで行われたもので、40団体から52人の参加がありました。

開会の挨拶は「憲法会議」の田中洋子さん。司会は「憲法を生かす会」の筑紫建彦さんと「女性の憲法年連絡会」の堀江ゆりさん。

はじめに国会報告が行われ、社民党の金子哲夫さんと共産党の春名直章さんが発言しました。

実行委員会への提案は「許すな!憲法改悪・市民連絡会」の高田健が行い、(1)集会名称を確認し、状況を見て有事法制問題などのサブタイトルを検討する。(2)実行委員会は「非暴力」「参加団体・個人を誹謗・中傷しない」「実行委員会の取り決め、合意事項を守る」の原則で運営する。(3)事務局は8団体で構成する。(4)会場は日比谷公会堂を押さえているが、他の大きいところも追求する。(5)形態は集会とパレードで、内容はおおむね昨年の集会の形態を踏襲する。(6)財政は賛同費と会場カンパでまかなう、などを提案しました。

これは全体で討議のうえ確認されました。

最後に「キリスト者平和ネット」の糸井玲子さんが閉会の挨拶をのべ、第1回実行委員会の成功を確認し、集会の成功に向けて決意をあらたにしました。

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「『有事法制』反対、『憲法改正国民投票法案』反対院内集会」

1月21日、今国会の開会日に市民団体や宗教団体が共同して国会の衆議院第1議員会館で「『有事法制』反対、『憲法改正国民投票法案』反対院内集会」を開き、小泉内閣に対決して闘う意思を表明しました。

集会を主催したのは「平和を実現するキリスト者ネット」「日本山妙法寺」「テロにも報復戦争にも反対!市民緊急行動」の3団体による実行委員会。「許すな!憲法改悪・市民連絡会」は「市民緊急行動」の構成団体として参加しました。この院内集会には平日の昼にもかかわらず市民や国会議員など約200名が参加し、会場を超満員にしました。

この集会には民主党の横路孝弘前副党首、共産党の志位和夫委員長、社民党の土井たか子党首、および沖縄社大党の島袋宗康委員長、無所属の川田悦子衆議院議員ら国会議員が36人(代理を合わせて50数人)も出席しました。こうした各政治勢力の共同が実現したことは画期的なことであり、今後の有事法制や憲法改悪国民投票法に反対する闘いをすすめる上で、大きな意義を持つものとなりました。

さらに連帯の挨拶として、航空労組連絡会の竹島幹事、全労協の藤崎議長、フォーラム平和・人権・環境の五十川事務局次長、全労連の沢中常任幹事が発言しました。また「許すな!憲法改悪・市民連絡会」の土井登美江さんが「憲法改正国民投票法案反対の声明」の報告をしました。これら「連合」系団体や全労連、中立などの労働組合や市民諸団体が共同の場に出席するのもまた画期的なことでした。昨年後半の「テロにも報復戦争にも反対する」一連の行動の中で、市民団体が繰り返し共同を呼びかけ、実現してきたという積み上げの結果です。

実行委員会のメンバーは、29日にこの集会の様子を、主として公明党・民主党・無所属などの国会議員事務所を訪ねて報告しました。

集会の後、実行委員会の会議で「有事法制反対署名」に取り組むことを決めました。本誌に同封します。第一次の締め切りは3月15日です。

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