活動報告

日米市民団体共同行動・ブッシュ就任式にイラクからの撤退を要求する米大使館行動

昨日の行動は寒風の中、150人が参加し、1時間半にわたって日米市民の共同行動をしました。虎ノ門のJTビル前で集会をしたあと、米国大使館に向かおうとしましたが、赤坂警察署は公道上に機動隊の壁を作って阻止しました。そういえば、私服の公安警察も3~40名と異常に多く、再三にわたって、写真を撮るな、監視をやめよと抗議せざるを得ませんでした。赤坂警察に行動を歩かせないのはおかしいと再三抗議しましたが、彼らは聞きいれませんでした。やむをえず、要請文は4名の代表団が大使館へ行き、門前で読み上げ、手渡しました。ブッシュ大統領の4年は世界に戦争をまき散らした4年であり、圧政からの解放の名によってアメリカ帝国というあらたな支配者を世界に君臨させた4年でした。これ以上、こうしたやり方がつづくことを許すことは出来ません。私たちは3・19全世界共同行動の成功をめざしてさらに努力する決意を固めました。

もう戦争はやめよう。米軍はイラクからただちに撤退を

2005年1月20日
アメリカ合衆国大統領ジョージ・ウォーカー・ブッシュ様

私たちは、あなたが開始したイラクでの戦争に反対している市民です。私たちが住む日本の小泉純一郎首相は、はじめからあなたの戦争に賛成し、自衛隊までイラクに送って、最後まであなたと同一歩調をとるつもりのようですが、私たちは違います。私たちはあなたの戦争に反対しているだけでなく、小泉首相が決めた自衛隊のイラク派兵にも反対です。日本に住む人の過半数がこの戦争と占領に反対しています。

今日は、あなたの2回目の大統領就任式典です。そしてアメリカで戦争に反対している市民たちは、今日ワシントンDCで、戦争・占領をやめさせ米兵たちを帰還させるための行動を行っています。あなたにもその声が聞こえるでしょう。平和を愛するアメリカの市民たちは、世界の人びとに対し、ともに戦争・占領を終わらせようと呼びかけました。私たちもその訴えにこたえようと、アメリカ大使館の前に来ました。

一昨年3月、あなたは「大量破壊兵器」や「9・11テロへの関与」というまったくの虚偽の口実で、国際法をも踏みにじって、イラクへの侵略を開始しました。しかし戦争は一向に終わる気配を見せません。それどころかイラクの人びとの抵抗は日を追って激しくなるばかりです。

すでに米軍は10万人を超えるイラクの市民を殺しました。あなたたちの兵士の死者も1400人を超え、その数は毎日のように増え続けています。この戦争と占領には、なんの正当性もありません。あなたが大統領だった4年間で、世界に戦争の火の手が拡大し、人びとが平和と安全のうちに暮らす権利は踏みにじられました。

 米国とともにイラクに兵を送った諸国も、スペイン、タイ、フィリピン、ハンガリー、ノルウェー、ニュージーランド、カザフスタン、ホンジュラス、ドミニカと、続々と兵を引き上げています。今年、撤兵する国は、ポルトガル、オランダ、ルーマニア、ウクライナ、ポーランドとさらに増えることになっています。孤立しているのはあなたたちです。

もうこれ以上人殺しを続けるのはやめましょう。イラクの人びとの人権を無視するのはやめましょう。もしかすると、そのうちにみんな戦争に反対することなどあきらめるさ、とあなたは思っているのでしょうか。だとしたらそれはとんでもない思い違いです。

私たちは、あなたのやってきたことを忘れません。戦争が続くかぎり、占領が続く限り、あらゆる言語で叫ばれるあなたへの怒りの声は止まらないでしょう。私たちは、世界の市民たちとともに、ここ東京の日比谷野外音楽堂で、3月19日に戦争と占領に反対する大きな行動を準備しています。

最後にもう一度呼びかけます。戦争はもうたくさんだ。これ以上の人殺しをやめろ。ただちに兵士を帰還させろ。よく考えてください。

日米市民団体共同行動・ブッシュ就任式にイラクからの撤退を要求する米大使館行動参加者一同(よびかけ:WORLD PEACE NOW実行委員会)

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