2004年5月3日憲法集会

各界からの発言
自慢ができる平和憲法

東京都地域婦人団体連盟 水野英子

地婦連は全国に500万人の会員がおります。その地婦連が、自衛隊のイラク派遣について小泉首相に手紙を書きませんか、とよびかけました。そうしましたら、去年の12月16日に朝日新聞に載りました。もう大反響がおこりまして、多くの、本当に心をうたれる手紙が集まりました。子どもから大人までたくさんの手紙が集りました。

それを1月に、代表が内閣府に提出をいたしました。私はその手紙に、「小泉さん、危険はあるかもしれないが国益と国際貢献のために派遣する、などと簡単に言わないでください。危険とは、二度と生き返らない人を、誰かがつくることです。つくる側に立たないでください」と書きました。

私は、戦争中、子どもでした。B29による空襲を受けて、本当に恐ろしい思いをしました。その時、大勢の方が亡くなりましたが、その人たちは運が悪かったわけではないのです。その時の為政によって殺されたのです。本当に気の毒でした。今度も、イラク派遣にかんして「安心なところだから」と言って派遣しています。これは安心ではなくなりました。ですから、これは憲法違反になりました。

長いこと大使をしていた外交官がこのように言いました。「日本で自慢できるものは、平和憲法しかない」。にもかかわらず、この平和憲法が変えられるというのです。恐ろしいことです。これは、他の国に広めなければならないものです。広島・長崎に原爆を投下された世界で唯一の被爆国日本だからこそ、イラク派遣はアメリカに追随しないで断ることができたはずです。

このことを絶対にやめさせるよう皆でがんばりましょう。これだけ大勢の方がいらっしゃるので嬉しいです。がんばりましょう。

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