2004年5月3日憲法集会

閉会あいさつ
5,000人の参加で成功

全国労働組合総連合 熊谷金道

本日の集会には、会場に入れなかった人たちも含め5,000人の参加で、大きく成功させることができました。本当にありがとうございます。私は3点申し上げて、閉会のあいさつにしたいと思います。

第一は、憲法についての学習、小集会を全国各地で大きく起こしていこうということです。とりわけ憲法の前文、そして9条がもっている意味、また、これを改悪しようとしている改憲策動のねらい、これをどれだけ多くの労働者や国民の中に広げていけるか。今日の集会を契機に、このことを全国各地で広げていこうではありませんか。

第二は、憲法については先程来、話がありましたように、基本的人権、生存権、幸福追求権、労働者の基本的権利、たくさんのすぐれた条文が盛り込まれています。この日本の憲法を、文字どおり憲法それ自身が言っている私たち自身の日常普段の努力として職場や暮らしのなかに、あるいは行政のなかに生かしていく、こういう具体的な運動をますます強めていくことが、憲法を私たち自身のものにしていくうえでも、たいへん重要になっているのではないでしょうか。思想差別や労働者の権利の抑圧、生存権さえ脅かすようなさまざまな悪政とのたたかいを、憲法を物指に職場や地域から大きく前進させていこうではありませんか。

三つめは、具体的な改憲策動が日程にのぼっているなかで、文字どおり憲法改悪反対の草の根からの共同を全国各地から力を合わせてつくりあげていこうではありませんか。多くの国民の中に日本の憲法、そして世界の宝といえる憲法を広げるなかで、この改憲に狂奔している人たちのねらいを知らせながら、これに反撃する世論をつくっていく、その草の根の共同を広げていきましょう。

今日の集会を出発点として、来るべき参議院選挙もあります。憲法改悪を策動している人たちを大きく後退させ、護憲勢力をこの参議院選挙でどれだけ前進させるか、このことが当面する最大の課題になっています。力をあわせてがんばっていきましょう。

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