許すな!憲法改悪・市民連絡会

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3・12岩国住民投票を成功させ、米空母艦載機部隊移転に反対する岩国の住民と連帯するアピール

 憲法改悪を許すな!国民投票法案を上程するな!と全国でたたかっている草の根の市民運動の仲間たち80人は3月11日、12日、広島に集い、平和憲法をまもり生かすために憲法運動をさらに前進させようと交流を深めています。
 私たちは、憲法の平和条項を無視した米軍基地の強化に反対して住民投票を成功させようと奮闘されている皆さんに熱い連帯の挨拶をお送りします。
 岩国基地の拡張・強化は、米軍の世界再編にともなって日・米両政府が、自衛隊と米軍の一体化を進め、日米同盟を世界に広げようとするものです。その一環として、米空母とその艦載機の「長期にわたる前方展開能力を確保する」ために、艦載機部隊を厚木(神奈川県)から岩国(山口県)に移駐しようというものです。岩国市をはじめ、周辺の住民や自治体の強い反対の意向をことごとく無視し、強行しようとする政府の方針は、主権在民、民主主義国家にあるまじき政治であり、許すわけにいきません。
 艦載機の移転により、岩国基地に配備される軍用機は現状の倍の120機余りとなり、空中給油機の移転まで取りざたされています。中国山地での対地攻撃訓練や低空飛行訓練が激化します。山陽側では、その行き帰りの飛行も増大するのは必至です。「世界遺産=宮島」の上空で戦闘機が飛び交うことを許すわけにはいきません。
今回の艦載機移転計画は、離着陸訓練、特にNLP(夜間離着陸訓練)ができる恒常的な訓練施設の建設の可能性や2008年に横須賀の空母は原子力動力に変わる計画から将来、岩国に原子力空母が来ないとも限り
ません。イラク戦争、アフガン攻撃にも見られるように、空母とその艦載機部隊は、近年の戦争で攻撃の中心にいます。だからこそ「長期にわたる前方展開」が必要なのです。ひとたび移駐されれば、100年先も空母の艦載機がいる街のままです。私たちは、アメリカの戦争の中心を担う部隊が、半永久的に居座ることを許しません。
更に、その全てが防衛施設庁による組織談合によって進められてきた岩国基地滑走路移設事業によって、基地が40%拡張し、滑走路が沖に出ることをいいことに、空母艦載機を移駐し、基地を強化するのは、絶対に容認できません。これは、滑走路沖合移設の目的をねじ曲げるものです。
 私たちは、岩国市民の皆さんとともに、3・12岩国住民投票を成功させ、岩国への米空母艦載機部隊移転を許さない、そして軍事力によらない平和外交に徹することを求めてたたかうことを誓います。ともに頑張りましょう。
       2006年3月11日
       許すな!憲法改悪・市民運動全国交流集会in広島


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