許すな!憲法改悪・市民連絡会

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ファルージャへの軍事作戦を直ちに停止してください。
これ以上の人殺しはやめてください。

2004年11月10日
アメリカ合衆国大統領ジョージ・W・ブッシュ様

私たちは、いま言いようのないほどの悲しみと怒りに包まれています。あなたが米大統領に再選された直後に開始したファルージャへの全面的軍事攻撃は、イラクの一般市民への無差別の大量虐殺であり、まぎれもない戦争犯罪です。

あなたは「イラクの大量破壊兵器の脅威」や「国際テロ組織アルカイーダとのつながり」を口実に、国際法や国連憲章をも踏みにじってイラクへの侵略戦争を開始しました。しかしこれらの口実はすべて嘘でした。2003年3月の戦争開始以来、すでに10万人にのぼるイラクの人々が殺されています。

あなたは、「イラクに自由と民主主義をもたらす」と宣言しました。しかしアメリカの占領がもたらしたものは、殺戮と生活破壊、治安の混乱、そして人権蹂躙でした。アブグレイブ収容所での米軍によるイラクの人々への拷問・虐待が、あなたの言う「自由と民主主義」がなんであるかを物語っています。

イラク軍事占領が続けば続くほど、一般市民のアメリカへの不信と憎悪は高まるばかりです。イラクの平和と復興は、軍事占領や今回のような一方的軍事作戦が続くかぎり、現実のものにはなりません。

今年の4月、米軍はファルージャを包囲し、「動くものはすべて撃つ」軍事作戦を行いました。その結果、老人や女性、子供たちをはじめ、1000人近い人々が無差別に殺されました。あなたが敵にまわしたのは、決して「一握りのテロリストや凶悪な犯罪者」ではなく、イラクの一般民衆でした。

今、あなたは10月以降再びファルージャへの爆撃を繰り返し、住む家や病院を破壊して多数の市民の命を奪うとともに、ついにファルージャ市内に突入して殺人と破壊のかぎりをつくしています。私たちは断言します。「自由と民主主義と平和の敵」はあなた自身だと。いったい、あなたはどれだけの人の命を奪えば気がすむのでしょうか。

アナン国連事務総長も、あなたに書簡を送り、ファルージャへの攻撃をやめるよう警告しましたね。しかしあなたは、無視しました。

あなたは大統領に再選されたことで、この戦争が信任されたと思っているかもしれません。しかし、アメリカ国内でも多くの人々が反対しています。世界の世論の多数はイラクへの戦争と占領は間違っていると考えています。あなたの盟友である小泉首相のいる日本でも、過半数の世論はこの戦争に反対し、自衛隊の撤退を求めています。

イラクの人々やアメリカ人や日本人を含む外国人の命が失われるのはもうたくさんです。

ただちにファルージャでの軍事作戦を中止してください。そしてあなたたちの兵士を本国に帰還させてください。それこそがイラクの「平和と復興」を実現する一番の近道です。

あなたが、これ以上罪を重ねないことを私たちは望んでいます。
ファルージャの人びとを救え! 米英軍はイラク・ファルージャへの総攻撃をただちにやめよ!

11・10米大使館抗議・要請行動参加者一同
呼びかけ:戦争反対・有事をつくるな!市民緊急行動/アジア太平洋平和フォーラム(APPF)/アジアンスパーク/ATTAC Japan/イラク戦争に反対する市民と議員の会/かながわ平和憲法を守る会/基地はいらない!女たちの全国ネット/グリーンピース・ジャパン/グローバルピースキャンペーン/憲法を生かす会/STOP!改憲・市民ネットワーク/たんぽぽ舎/CHANCE!pono2/地球平和公共ネットワーク/ナマケモノ倶楽部/日本山妙法寺/日本消費者連盟/VAWW-NETジャパン/PEACE ON/ふぇみん婦人民主クラブ/フォーラム平和・人権・環境/平和憲法に学び行動する目黒の会/平和と民主主義をめざす全国交歓会/平和の白いリボン行動・藤沢/明治大学駿台文学会/ユーゴネット/許すな!憲法改悪・市民連絡会/

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