許すな!憲法改悪・市民連絡会

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韓国の仲間のみなさんへ。

韓国の仲間のみなさん。私たちは、米軍とその同盟軍によるイラク侵攻と占領に反対する、日本の市民運動やNGOのネットワーク、WORLD PEACE NOWの有志です。昨年行われた「女子中学生轢殺抗議集会」や、先ごろソウルで開催された反WTO・WEF集会には、私たちのネットワークからも、何人かの代表が参加させていただきました。

キム・ソンイルさんが、イラクの占領抵抗勢力によって殺害されたというニュースを聞きました。米同盟軍によるイラク占領の被害者となったキム・ソンイルさんを、私たちは心から追悼します。また息子さんを亡くされたご両親に、おくやみを申し上げます。

韓国のみなさんがキムさんの無事を願い、韓国軍のイラク撤退を求めて、行動を開始したという報道に接し、私たちも何か協力ができればと考え「韓国から要請があれば日本の市民は連帯活動を行う」というメッセージを作成している最中でした。みなさんのご努力にもかかわらず、キムさんが殺害されてしまったことは、残念でなりません。

CPAから暫定政権への主権委譲が今月末に迫る中で、米同盟軍によるイラク民衆への攻撃が益々激しくなっています。女性や子どもたちでさえ殺され、不法に監禁された人々は虐待や拷問を受けています。占領軍だけではなく、軍隊を派遣している国の市民を標的にするところまで、イラクの人々が追い詰められていることを、私たちは十分に理解しています。

しかしそれでもイラクの占領抵抗勢力を含むすべての関係者に対して、「非武装の市民を殺すな」ということを、訴え続けなければならないと考えます。

韓国人や日本人が人質となるのは、両国政府が米国の軍事戦略につき従い、イラクに自国兵士を派遣しているからに他なりません。

日本政府は、6月30日以降、自衛隊を多国籍軍に編入することを決定しました。私たちはこの決定に反対し、自衛隊の撤退と、あらゆる国の軍隊の撤退を求めて行動しています。7月4日には、東京で集会を開催し、韓国民主労働党からもゲストをお招きすることになりました。

イラクの市民を殺してはなりません。韓日の市民が殺されてはなりません。米英軍をはじめとする他国のすべての軍隊は、一日もはやく撤退しなければなりません。韓日の軍隊を撤退させるため、私たちは最大限の努力をしなければなりません。この共通した目的のために、韓日両国の平和運動は手を携え、ともにがんばりましょう。イラクの平和を実現するため、イラク市民との連帯を築きましょう。

2004年6月24日
WORLD PEACE NOWの有志


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