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野沢太三参議院議員・法務大臣は、3月30日に開かれた憲法調査推進議員連盟(中山太郎会長、衆参317人の国会議員で構成)の総会において、その副会長に就任しました。これは、現職の法務大臣として絶対に許されることではなく、私たちは野沢参議院議員がただちに法務大臣を辞任することを要求します。
憲法調査推進議員連盟は、「新時代の憲法について議論を行う」(設立趣意書)との目的のもとに、これまで自民、民主、公明等各党が憲法改悪を促進するための論議を重ね、また、「憲法改正国民投票法案」の作成など、憲法改悪の準備作業をおこなってきた運動組織です。野沢法務大臣の議員連盟副会長就任は、改憲運動を主導する意思の表明にほかなりません。
法務大臣は、閣僚の一員として「憲法を尊重し擁護する義務」(憲法第99条)を負うだけでなく、「基本法制の維持及び整備、法秩序の維持」(法務省設置法第3条)という特別の責務を負っています。野沢法務大臣の行動は、これらを公然と踏みにじるものです。
とりわけいま、自衛隊のイラク派兵など憲法の破壊がかつてない規模でおこなわれ、これを追認するものとして第9条を中心とした憲法改悪の動きが強まっています。野沢法務大臣の憲法調査推進議員連盟副会長就任は、こうした動きに拍車をかけるものであり、日本の政治が憲法にもとづいて行われていないことを内外に示すものであり、立憲主義への不信を高めるものといわざるをえません。
私たちは、重ねて野沢法務大臣の辞任を強く要求します。
2004年3月31日
憲法改悪阻止各界連絡会議
「憲法」を愛する女性ネット
憲法を生かす会
市民憲法調査会
女性の憲法年連絡会
平和憲法21世紀の会
平和を実現するキリスト者ネット
許すな!憲法改悪・市民連絡会
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