許すな!憲法改悪。市民連絡会

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憲法改悪のための「国民投票法案」に反対します

自民党は今度の通常国会に、「憲法改正国民投票法案」と改憲案発諸の手続きを定める「国会法改正案」を提出しようとしています。この両法案は、憲法第9条をはじめとする日本国憲法の改悪にいつでも着手できるようにするためのものであり、私たちは強く反対します。

自民党は、「憲法が予定している法律をこれまで制定してこなかったのは政治家の怠慢」と言っていますが、国民の中にいま急いで改憲手続き法を作れという声はありません。法案提出の本当の意図は、小泉内閣が有事法制の制定や自衛隊のイラク派兵、国民の生活と権利の侵害など憲法を踏みにじる政治、とりわけ第9条を破壊する政策を進め、さらに本格的に「戦争のできる国」をめざして憲法の改悪に突き進もうとしていることにあります。小泉首相が自民党に「2005年11月までに改憲案を作れ」と指示し、先の総選挙で「憲法改正」を公約に掲げた動きと密接に遵動していることは明らかです。

自民党が提出しようとしている法案は、2001年11月に意法調査推進護員連盟(「改憲議連」)がまとめた「憲法改正国民投票法案」と「国会法改正案」を基本にすると言われています。その「国民投票法案」は、国会による改憲案の発議から60〜90日間で国民投票という短期間に限り、複数の条項を変えるときも賛否を一括にするか条項ごとにするかを国会の多数決にゆだね、承認に必要な「国民投票の過半数」(意法96条)を「有効投票の過半数」に狭め、改憲案に対する開かれた批判・検討は封じるなど、改憲に有利な条件がいくつも盛り込まれています。

私たちは、日本国憲法とくに第9条を守り、生かす立場から、意法改悪手続き法案の国会上程に強く反対します。

2004年1月23日

憲法改悪阻止各界連絡会議
「憲法」を愛する女性ネット
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女性の憲法年連絡会
平和憲法21世紀の会
平和を実現するキリスト者ネット
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