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民進 参院憲法審査会での議論 当面応じられない
5月10日 12時40分
自民党と民進党の参議院国会対策委員長が会談し、民進党は、「安倍総理大臣が、憲法改正の方向性まで言及するのは、行政府の長として踏み込みすぎだ」などとして、参議院憲法審査会での議論には、当面、応じられないという考えを伝えました。
この中で、民進党の榛葉参議院国会対策委員長は、安倍総理大臣が、憲法の改正項目として、憲法9条に自衛隊に関する条文を追加することなどを例示したことについて、「憲法改正の方向性まで言及するのは、行政府の長としては踏み込みすぎだ」と指摘しました。
また、安倍総理大臣が、衆議院予算委員会で、憲法改正をめぐって、「自民党総裁としての考え方は読売新聞に書いてあり、それを熟読していただいてもいいのだろう」と答弁したことなどを踏まえ、「安倍総理大臣の答弁は丁寧さと謙虚さに欠けている」と抗議しました。
そのうえで、榛葉氏は「こうした状況の中で憲法論議を行うのは困難だ」として、参議院憲法審査会での議論には、当面、応じられないという考えを伝えました。
一方、会談では、自民党の松山参議院国会対策委員長が、天皇陛下の退位を可能とする特例法案が国会に提出された際には、内閣委員会で審議を行いたいという方針を伝え、協力を求めました。