参院憲法審 議論、来年通常国会に先送り

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http://mainichi.jp/articles/20161207/k00/00m/010/096000c
参院憲法審 議論、来年通常国会に先送り

毎日新聞2016年12月6日 21時22分(最終更新 12月6日 23時12分)

 参院憲法審査会は定例日にあたる7日の開催を見送った。与野党が日程を協議する幹事会が6日までに開かれなかった。衆院憲法審に続き、参院憲法審も再開は来年の通常国会になる。

 参院憲法審は11月16日、「憲法に対する考え方」をテーマに9カ月ぶりの実質審議を行ったが、今国会はこの1回だけで終了する。衆院憲法審は8日の開催について与野党が折り合わず、同日は幹事懇談会で今後の進め方を協議するにとどめる。このため、参院憲法審は衆院側と歩調を合わせることにした。

 11月の参院憲法審で、自民党は「自衛隊の位置付けが明確でない」と9条改正を主張し、前文▽選挙制度▽地方自治▽緊急事態条項や環境権など新しい人権の新設??などもテーマに挙げた。これに対し、民進党が「現行憲法の役割は今後ますます重要度が高まる」と述べるなど、各党の憲法観の違いが鮮明になっていた。【飼手勇介】